現在、日本の特定技能制度において、受け入れ人数が最も多い国はベトナムです。
そこで今回は、ベトナムとはどのような国なのか、どのような国民性や特徴を持つ人々なのか、そして実際に特定技能として日本で働くのはどのような人たちなのかを分かりやすくまとめたいと思います。
まずはベトナムの基本情報になります。
正式名称:ベトナム社会主義共和国
首都:ハノイ
人口:約1億人
面積:329,241平方キロメートル(日本より少し小さい)
言語:ベトナム語(アルファベットを使用、ただし、ベトナム語独自の記号(声調記号)や特殊な文字あり)
通貨:ドン(VND)
飛行時間:直行便で6~7時間
宗教:仏教、道教、キリスト教など(無宗教も多い)
社会・文化の特徴
◆ 家族のつながりが強い
ベトナムは家族文化が非常に強く、家族のために働く意識が高いのが特徴です。
◆ 国民性:まじめで協調性が高い
- 勤勉で責任感が強い
- 仲間意識が強く、同郷同士で助け合う文化がある
- 礼儀を重んじ、目上の人への敬意が大切
◆ 食文化
- お米が主食(日本と近い)
- フォー、バインミー、春巻きなどヘルシーな料理が多い
- 日本人がおいしいと感じる味が多く、受け入れやすい食文化
- 日本人同様に箸を使う文化があります。
経済の特徴
近年はアジアでも有数の成長国で、製造業・IT産業の発展が著しいです。
また、平均年齢は約32歳前後(日本の平均年齢は47歳)と若年層の労働力が豊富なので日本が労働者として受け入れる背景にもなっています。
技能実習の受け入れは減少傾向にありますが、それでも2026年現在の受け入れ人数は国別1位となっています。特定技能に関しては2019年に制度の運用が開始されて以来ずっと1位の国です。そして、ベトナム人の出稼ぎ国としても日本は1位になっているので円安の影響があってもベトナムにとって日本はまだ魅力的な国のようです。
その他の特徴
気候について
ベトナムは日本と同じく南北に長い国です。
北部のハノイ、中部のダナン、南部のホーチミンとそれぞれ特徴がありますが、特に気候に関しては南部のホーチミンは一年中熱い気候で、北部のハノイは冬は比較的過ごしやすい(日本の春や秋のような気温)気候です。
性格について
比較的おおらかでシャイな人も多いので日本人と似ている部分も多々あります。
ただ、お金に関してはシビアで、賃金に関しては明確にしておく必要があると思います。将来のことよりも、今どれくらい稼げるのか?を重視している傾向にあるので他の国の人たちよりも積極的に残業をするイメージがあります。
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