ビルクリーニング(建物清掃管理)分野における特定技能人材の受け入れは、清掃業界における慢性的な人手不足を背景に、現場の即戦力となる外国人材を確保するための制度です。オフィスビル、商業施設、病院、ホテルなど多様な建物で、安定的かつ一定水準の清掃品質を維持するため、専門的な知識と技能を有する人材が求められています。 本ページでは、特定技能「ビルクリーニング(建物清掃管理)」分野で人材を受け入れる際のポイントや、どのような人材が適しているのかについて解説します。

業務内容が明確で現場即戦力になりやすい

ビルクリーニング分野の特定技能人材は、床・カーペット清掃、ガラス清掃、トイレ・給湯室清掃、ごみ回収、衛生管理など、建物内外の清掃業務を中心に従事します。業務内容が比較的明確で、マニュアル化が進んでいる現場も多いため、業務習得がしやすく、即戦力として配置しやすい点が特徴です。施設の用途や時間帯に応じて、柔軟な人員配置ができることも、企業側の大きなメリットといえます。

技能実習からの移行もできる

特定技能「ビルクリーニング」は、技能実習からの移行が可能な分野であり、実際に多くの移行事例があります。清掃業務に関する技能実習を2号まで良好に修了している人材であれば、日本の現場ルールや安全意識、作業手順を理解しているため、即戦力として高く評価されます。 該当分野の技能実習を修了している場合は、特定技能評価試験および日本語試験が原則免除となり、在留資格変更のみで比較的スムーズに特定技能「ビルクリーニング」へ移行することが可能です。

技能実習経験がない場合(新規受け入れ)

技能実習の経験がない人材を特定技能「ビルクリーニング」として受け入れる場合は、国内・海外を問わず、ビルクリーニング分野特定技能評価試験および日本語試験への合格が必要となります。評価試験では、清掃作業の基本手順、使用する資機材の知識、安全衛生管理、作業時の注意点など、現場で必要となる実務知識が問われます。 あわせて、日本語能力試験N4相当以上、または国際交流基金日本語基礎テストへの合格が求められます。作業指示や安全確認を正確に理解する必要があるため、基本的な日本語でのコミュニケーション能力が重要となります。 これらの要件を満たしたうえで、受け入れ企業との雇用契約締結や支援体制の整備を行うことで、特定技能「ビルクリーニング」として在留資格の取得が可能となります。

受け入れ企業の要件

ビルクリーニング分野で特定技能人材を受け入れるためには、受け入れ企業側も、制度上定められた一定の要件を満たしている必要があります。これは、外国人材が安心して就労できる環境を確保し、適正な雇用関係を維持することを目的としています。

建物清掃業として適切に事業を行っていること

オフィスビル、商業施設、医療機関、宿泊施設などを対象とした清掃業務を継続的に行っており、業務内容がビルクリーニング分野として認められるものである必要があります。

特定技能外国人に対し、安全衛生に十分配慮した就労環境を整備していること

清掃業務は、薬剤や清掃機器を使用する場面も多いため、作業手順の明確化、安全教育の実施、事故防止体制の整備などが求められます。日本人従業員と同等以上の労働条件を確保することも前提となります。

ビルクリーニング分野特定技能協議会への加入

協議会は、制度の適正な運用や情報共有を目的とした組織であり、受け入れ企業はその活動に協力する必要があります。
なお、初めて特定技能人材を受け入れる企業については、当該人材の入国後4か月以内に協議会へ加入することが求められています。

これらの要件を満たしたうえで、適切な雇用契約の締結や支援体制を整備することにより、ビルクリーニング分野での特定技能人材受け入れが可能となります。

まとめ

本日のまとめ

  • 業務内容の明確さ
    清掃・衛生管理を中心とした業務で、即戦力として現場に配置しやすい分野です。
  • 技能実習からの移行・新規受け入れ
    技能実習修了者は試験免除で移行可能、新規人材は評価試験と日本語試験の合格が必要です。
  • 受け入れ企業の要件
    適正な事業運営、法令遵守、協議会への加入などが求められます。

ビルクリーニング分野の特定技能は、建物の高度化・多様化が進む中で、今後も安定した需要が見込まれる分野です。業務内容や制度要件を正しく理解し、適切な人材選定と継続的な支援を行うことで、長期的に活躍する人材の確保につながります。

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