飲食料品製造業分野の特定技能は、食品工場などでの製造・加工・包装・検査といった現場業務を担う人材を受け入れる制度です。
人手不足が深刻な分野であることから、2026年現在、特定技能分野の中でも受け入れ人数が最も多い分野となっています。
今回は特定技能、飲食料品製造業分野で受け入れるためのポイントをお伝えしたいと思います。
他の分野に比べれば参入へのハードルは低い
飲食料品製造業も特定技能人材受け入れのためには協議会(食品産業特定技能協議会)の加入は必要ですが、建設業のJACや工業製品製造業のJAIMに比べると断然楽で年会費なども2026年現在かかっていません。
そして、協議会加入は特定技能受け入れ後でも可能なので急いで特定技能人材を受け入れたい場合はとりあえず入管の申請をしてから審査期間中に協議会に申請するようにすれば問題ないと思われます。
飲食料品製造業ならではの気を付けておきたいポイント
飲食料品製造業分野で特定技能人材を受け入れる際は、他分野と共通する制度理解に加えて、この分野特有の注意点を押さえておくことが重要です。とくに「食」を扱う現場であるため、安全・衛生面に関する考え方や現場ルールへの適応力が強く求められます。以下では、飲食料品製造業ならではの、実務上とくに注意しておきたいポイントを整理します。
①衛生管理・ルール遵守が最重要
HACCP対応を前提に、手洗い・服装・異物混入防止など、衛生ルールを確実に守れる体制が求められます。教育・指導体制の有無も見られます。
②製造工程への明確な位置づけが必要
加工作業、調理前処理、包装、検品など、製造工程の一部を担っていることが前提です。清掃や補助作業のみでは対象外になります。
③現場外業務は不可
配送、店舗での接客、現場外での販売業務などは対象外で、工場内の製造・加工業務に限定されます。
④季節変動・繁忙期対応がしやすい
繁忙期と閑散期の差が大きい業界のため、安定的にシフトを組める特定技能人材は相性が良い分野です。土日や深夜に働くことも考えられるのでシフトに柔軟に対応できる人材の採用が望ましいです。
⑤ライン作業への適性が重視される
個人技よりも、決められた手順を守るライン作業への適応力が重要視されます。
⑥日本語レベルは現場会話重視
高度な日本語力よりも、作業指示・注意喚起を正確に理解できるかが重視されます。
⑦宗教・食文化への配慮が必要
豚肉・アルコールなど、宗教上扱えない原材料がある場合は、事前の業務切り分けが重要です。
⑧服装・身だしなみ規定が厳しい
アクセサー禁止、爪・髪型の管理など、細かなルールを徹底できる体制が求められます。
技能実習からの移行が一般的
技能実習の食品製造関係を良好に修了していれば特定技能試験を免除で移行できるため、特定技能の飲食料品製造業は最も人気があり、受け入れ人数も2026年現在では分野別でトップになっております。
まとめ
今回のまとめ
- 参入ハードルが低く、受け入れを始めやすい
- 衛生管理と製造工程への明確な位置づけが重要
- 現場適応力(ルール・シフト・ライン作業)が求められる
同じ製造業でも工業製品製造業と比べると、「技術力」よりも「衛生管理・ルール遵守」重視という点が、飲食料品製造業分野ならではの大きな違いです。
Step In Globalでは飲食料品製造業分野の特定技能にご興味のある企業様に向けて無料でご相談を承っておりますのでぜひお気軽にご相談ください。
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