特定技能の受け入れは最短いつ?ケース別に目安期間をわかりやすく解説
「できるだけ早く外国人材を受け入れたい」というご相談は非常に多くいただきます。
ただし、特定技能の受け入れ時期は一律ではなく、以下の要素によって大きく変わります。
- 国内にいる人材か(すでに日本で働いているか)
- 海外にいる人材か(新規で呼び寄せるか)
- 現在の在留資格(技能実習・特定技能など)
- 職種・分野
本記事では、代表的なケースごとに「最短の受け入れ目安」をわかりやすく整理します。
※実際には、面接・書類準備・入管の審査状況などによって前後しますので、あくまで目安としてご参考ください。
結論(ざっくりと)
| ケース | 最短目安 |
|---|---|
| ① 技能実習 → 特定技能(同分野) | 約1〜3ヶ月 |
| ② 日本在住の転職(特定技能 → 特定技能) | 約1〜3ヶ月 |
| ③ 海外からの呼び寄せ(COE申請) | 約3〜6ヶ月 |
※①②はすでに対象者が決まっている場合の目安です。
面接やマッチングからスタートする場合は、さらに2〜4週間程度かかることが一般的です。
また、①②のケースでは在留資格「特定活動」を一時的に挟むケースも多く見られます。
「特定活動」を挟むケースとは?
特定活動とは、今回のケースでは
特定技能での受け入れを前提に、在留資格変更の準備期間中に就労を認めるための在留資格
です。特定活動の在留資格でも、一定条件のもとで特定技能と同様の業務に従事することが可能です。
「それなら最初から特定活動でいいのでは?」と感じるかもしれませんが、役割が異なります。
特定技能は本申請(正式な就労資格)であるのに対し、特定活動はあくまで一時的な措置です。
特定技能の申請には多くの書類と審査期間を要するため、
- 先に特定活動で在留・就労を開始
- その間に特定技能の申請を進める
という流れを取ることで、在留資格の空白期間を防ぐことができます。
在留期間は最長6ヶ月のため、その期間内に特定技能への移行手続きを完了させる必要があります。
特に以下のようなケースで利用されます。
- 書類準備に時間がかかる
- 協議会加入が間に合っていない
- 入管申請までの調整期間が必要
※②のケースでは
特定技能 → 特定活動 → 特定技能
という流れになることが想定されます。
詳しくは別記事
「特定技能受け入れの際によく聞く【特定活動】とは?」をご参照ください。
ケース別の詳細解説
① 技能実習 → 特定技能(同分野)
最短:約1〜3ヶ月
技能実習を修了(または修了見込み)している場合、
同一分野であれば試験免除で特定技能へ移行できるため、比較的スムーズです。
ただし注意点として
- 受け入れ企業側の書類準備
- 協議会加入状況
- 雇用条件の整備
によっては期間が延びる可能性があります。
※技能実習時の受け入れ企業から別の企業へ転職して特定技能として受け入れる場合は特定活動も視野に入れます。
② 日本在住の転職(特定技能 → 特定技能)
最短:約1〜3ヶ月
すでに特定技能で働いている外国人が転職するケースです。
この場合も比較的スピーディーですが、
- 転職先企業の準備状況
- 引き継ぎ・退職時期
- 特定活動の活用有無
によって変動します。
特にスケジュール次第では
一度「特定活動」を挟むケースが実務上よくあります。
③ 海外からの呼び寄せ(COE申請)
最短:約3〜6ヶ月
初めて特定技能を受け入れる企業に多いのがこのケースです。
主な流れは以下の通りです。
- 人材選定・面接
- 雇用契約締結
- 在留資格認定証明書(COE)申請
- COE交付 → ビザ申請 → 入国
海外からの受け入れは
- 書類のやり取り
- 現地手続き
- 入国準備
が必要になるため、国内人材と比べて時間を要します。
協議会の加入(最初に注意すべき重要ポイント)
特定技能では、多くの分野で協議会への加入が義務付けられています。
そして見落とされがちですが、
協議会に未加入の場合、在留資格申請が受理されない可能性があります。
分野によっては加入までに時間がかかるため、早めの対応が重要です。
- 建設分野:JAC(数ヶ月かかるケースあり)
- 製造分野:JAIM(近年は時間がかかる傾向)
目安として、加入完了まで2〜3ヶ月程度かかる場合もあります。
そのため
受け入れを検討した時点で並行して申請準備を進めることが重要です。
まとめ
特定技能の受け入れ時期は、ケースによって大きく異なります。
- 国内人材(技能実習・特定技能) → 約1〜3ヶ月
- 海外からの呼び寄せ → 約3〜6ヶ月
ただし実務上は
- 面接・マッチング
- 特定活動の活用
- 協議会加入
などによって前後します。
最短で受け入れるためのポイント
- 早い段階で人材を確定させる
- 協議会加入を先行して進める
- 特定活動の活用を検討する
これらを押さえることで、受け入れまでの期間を大きく短縮できます。
ご相談について
「自社の場合はどのケースに当てはまるのか?」
「最短で受け入れるにはどうすればいいか?」
状況によって最適な進め方は異なります。
個別にスケジュールを整理することで、最短ルートをご提案可能です。
お気軽にお問い合わせください。
.png)
